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歓迎会のお礼メールは送るべき?相手別に書き方を例文付きで徹底解説!

公開日:2025.3.3 / 更新日:2025.3.23

会社に入社したときや部署異動時に開催される「歓迎会」は、今後一緒に働くメンバーとの信頼関係やコミュニケーションの基盤を作る非常に大切な機会です。

歓迎会では、普段の業務では話す機会が少ない同僚や上司ともリラックスした雰囲気で交流できるため、円滑な社内コミュニケーションの第一歩として期待されています。

そんな歓迎会の後、感謝の気持ちをしっかりと伝えるために「お礼メール」を送るべきかどうか迷うこともあるのではないでしょうか。

この記事では、「お礼メール」を送るべきなのか、また送るときのポイントと実際に使える例文を相手別に解説します。

歓迎会のお礼メールは送るべき?

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歓迎会のお礼を伝えることは、単なるマナーではなく、職場の人間関係を円滑にするための重要なステップです。
特に、初対面の方が多い環境では、第一印象がその後の仕事のしやすさに影響を与えることもあります。
お礼の言葉をしっかり伝えることで、「礼儀正しい人」「きちんとした人」という印象を持たれやすくなり、周囲との距離を縮める良い機会になります。

また、お礼メールを送ることで、歓迎会で話した内容を振り返り、会話に出た話題やアドバイスについて改めて感謝を伝えることができます。
例えば、「○○さんが話してくださった業務のポイントがとても参考になりました」「○○の情報を教えていただき、助かりました」といった内容を盛り込むことで、より具体的で心のこもったお礼を伝えることができます。

さらに、お礼メールを通じて、自分の存在をしっかりと印象付けることも可能です。
新しい職場では、多くの先輩や上司が関わるため、初めのうちは顔と名前を覚えてもらうことが大切です。
メールの文面に「○○部の△△です」といった自己紹介を添えることで、よりスムーズに認識してもらえるでしょう。

お礼メールは、ただ送れば良いというものではなく、内容の工夫次第でより良い印象を残すことができます。
例えば、形式的な一文だけでなく、自分なりの感謝の気持ちを具体的に伝えることで、より誠実な印象を与えられます。
また、件名の工夫や、受け取る側が読みやすい簡潔な文章を心がけることも重要です。

このように、歓迎会のお礼を伝えることは、単なるビジネスマナーを超え、職場での信頼関係を築くための第一歩となります。
お礼の伝え方に一工夫加えることで、今後の職場環境がより良いものになり、仕事のしやすさにもつながるでしょう。

歓迎会のお礼メールを書く際の7つのポイントを徹底解説!

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歓迎会のお礼メールは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、今後の職場での信頼関係を築く大切な第一歩です。

ここでは、歓迎会のお礼メール作成において意識すべき7つのポイントを、具体例や注意点とともに詳しく解説します。

相手に対する敬意や誠意を示すことはもちろん、会社の慣習やビジネスマナーに沿った対応を心がけることが重要です。

これらの7つのポイントをしっかりと押さえることで、メールを受け取った側に好印象を与え、今後のコミュニケーションが円滑になるでしょう。

①歓迎会のお礼メールを送っても問題ないか予め幹事に確認しておく

まず最初に押さえておくべきポイントは、「お礼メールを送ることが適切かどうか」を社内ルールや慣習として確認することです。

企業や部署によっては、歓迎会の趣旨やビジネスマナーに対する考え方が異なり、歓迎会後のフォローアップとしてメールを控えるよう指導されている場合もあります。

特に最近では、業務に直結しないコミュニケーション手段の使用を最小限にし、効率化を図る企業が増えているため、事前に幹事に「お礼メールの送信について問題ないか」を確認することが、トラブルを未然に防ぐためにも重要です。

具体的には、幹事に歓迎会の直後に軽く「お礼メールを送っても大丈夫でしょうか?」と確認することで、社内の慣例に沿った対応ができます。

②歓迎会が終わり次第早めに送る

お礼メールは、歓迎会が終わった直後、もしくは翌出勤日の業務開始前に送るのが理想です。

歓迎会の温かい雰囲気や記憶が新鮮なうちに感謝の気持ちを伝えることで、受け取る側にも好印象を与えることができます。

特に、業務時間中にメールを送ることに対して否定的な意見が社内にある場合、歓迎会後すぐ、または翌日の早い時間帯に送信することで、業務への支障を最小限に抑えながらも感謝の意をしっかりと伝えることが可能です。

もしも、業務が立て込んでいる場合や、すぐにメールを送る環境が整わない場合でも、その日の午前中には必ず送信するよう努めましょう。

遅れた場合、せっかくの感謝が薄れてしまい、「後回しにされた」といった印象を与えてしまう可能性があります。

タイムリーなフォローアップは、ビジネスマナーとしてだけでなく、今後の人間関係の円滑な構築にも直結する大切な要素です。

③参加者全員に送る

お礼メールは、歓迎会に参加した上司、同僚、幹事に限らず、参加者全員に対して送ることが望ましいです。

参加者全員に一律で感謝の気持ちを示すことで、全体の士気向上や社内のコミュニケーション活性化に貢献できます。

送る際には、社内で利用しているグループチャットやメール一斉送信のツールを活用することで、効率的に全員へ情報を共有することが可能です。

ただし、場合によっては一斉送信が適さない企業文化や部署も存在します。

そのため、送信前に「一斉送信で問題ないか」や「個別送信が望ましいか」を幹事に相談するなど、事前確認をするのがベターです。

また、参加者全員に送ることで、自分の存在を社内全体にアピールできるメリットもあります。

特に新入社員の場合、早い段階で全員に名前と顔を覚えてもらうことができるでしょう。

④何のメールなのかが一目でわかる件名にする

お礼メールの件名は、受け取る側がすぐに内容を把握できるよう、シンプルで分かりやすいものに設定することが重要です。

例えば、「【歓迎会のお礼】本日はありがとうございました」や「歓迎会ご参加の御礼 〇〇(名前)」といった具合に、件名だけでメールの目的が明確に伝わるように工夫しましょう。

また、歓迎会が複数回開催される場合や、同じ部署に新しく入った複数のメンバーがいる場合は、メールの件名や本文内に自分の名前や部署名を記載することで、受け取り手に印象づけると同時に、今後の業務連絡においても認識してもらいやすくなります。

名前や部署を入れることで、メールを開封したときの混乱を防ぐと同時に、社内での認知度を高める効果も期待できるでしょう。

⑤仕事に対しての今後の意気込みを書く

お礼メールは単に「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えるだけでなく、今後の業務に対する意気込みや決意を表明する絶好の機会でもあります。

歓迎会という特別な場で受けた激励やアドバイスに対して、自分がどのように行動し、貢献していくかを具体的に示すことで、受け手に強い印象を残すことができます。

例えば、「本日いただいた温かいお言葉を胸に、これからの業務にも全力で取り組んでまいります」といった前向きな一文を加えることで、やる気や真摯な姿勢を効果的に伝えられます。

また、「今後は〇〇プロジェクトでも積極的に貢献したいと考えています」といった具体的な目標を示すことで、受け手に対して自分の行動力や責任感をアピールすることも可能です。

このように、意気込みを添えることで、今後の業務に対するモチベーションの高さを伝えるとともに、上司や同僚との信頼関係の構築にも大いに役立ちます。

⑥絵文字や顔文字は使わない

ビジネスシーンにおける基本ルールとして、絵文字や顔文字の使用は控えるべきです。

歓迎会という場面であっても、メールはあくまで業務連絡の一環として送るものであり、カジュアルすぎる表現は避ける必要があります。

メールではなく、LINEや社内のコミュニケーションツールでのコミュニケーションを使用する場合でも、フォーマルな文章構成を心掛けることが重要です。

⑦会社の慣習に則る

お礼メールを送る際に最も重要な点は会社の慣習に則ることです。

会社や部署ごとに、歓迎会後のお礼メールの取り扱いには微妙な違いがあり、場合によってはメール自体を控えるよう指示されることもあります。

メールを送ること自体が問題ない場合でも、連絡ツールでの一斉送信が推奨される環境や、個別に丁寧なメールを送ることが望ましい環境など、自社独自のルールがある可能性を理解しておくことが大切です。

具体的には、まずは幹事、もしくは上司に「お礼メールの送信について社内ルールに反していないか」を確認することが大事です。

もし、メール送信が推奨されない文化の中であれば、口頭でのフォローアップや、別のコミュニケーション手段を活用しましょう。

【例文付き】歓迎会のお礼メールの書き方とは?相手別に詳しく解説!

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歓迎会のお礼メールは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、今後の職場での信頼関係を築く大切なツールです。
特に、新しい環境では、丁寧なお礼を伝えることで、良い第一印象を残し、スムーズな人間関係の構築につながります。

しかし、送る相手によって最適な表現や内容は異なります。
上司には今後の意気込みを伝えつつ、幹事には準備への感謝を、同僚には親しみを込めた内容にするなど、相手に合わせた書き方が重要です。

ここからは、具体的な例文とともに、上司、幹事、その他の参加者、さらには参加者全員に一斉送信する場合のポイントを詳しく解説していきます。
また、件名の付け方や、メールを送るタイミングなど、より印象を良くするための工夫についても触れていきます。

実際に使える文例を参考にしながら、自分の状況に合わせた内容で作成し、誠意をもって相手に感謝の気持ちを伝えましょう。
適切な言葉を選ぶことで、より円滑なコミュニケーションのきっかけとなり、職場での好印象につながります。

上司宛て

件名:歓迎会のお礼(名前)

本文:

〇〇部長

お疲れ様です。新入社員の〇〇(名前)です。

昨日はお忙しい中、歓迎会を開催していただき誠にありがとうございました。

部長からいただいた温かいお言葉や励ましの言葉に、改めてこの会社で働く喜びを感じることができました。

本日より、業務においても全力で取り組む所存です。

ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

取り急ぎ、歓迎会のお礼まで申し上げます。

〇〇部 〇〇(名前)

 

ポイント

  • 冒頭は必ず正式な敬称(例:「〇〇部長」)で始めます。
  • 歓迎会での具体的なエピソードや、部長からの言葉に対する感謝の気持ちを具体的に伝えると、誠意がより伝わりやすくなります。
  • 今後の意気込みや決意を明記し、自己の成長意欲をアピールすることで、前向きな姿勢を示します。
  • 「取り急ぎ、お礼まで」といった一文を添えると、ビジネスメールらしい丁寧さが加わります。

幹事宛て

件名:歓迎会のお礼(名前)

本文:

〇〇さん

お疲れ様です。新入社員の〇〇(名前)です。

昨日は、素晴らしい歓迎会を企画・運営いただき、本当にありがとうございました。

おかげさまで、初めての歓迎会ながらリラックスした雰囲気の中で、先輩方とも楽しく交流できました。

今後、業務面で至らない点も多々あるかと存じますが、何かとご助言いただけますと幸いです。

改めて、企画してくださった〇〇さんに感謝申し上げます。

〇〇部 〇〇(名前)

 

ポイント

  • 歓迎会の企画や運営に対する感謝の気持ちを、具体的な表現で伝えることが重要です。
  • 今後の関係構築や業務面でのフォローアップの意向も軽く触れることで、積極的なコミュニケーションの姿勢をアピールしましょう。
  • 具体的な感想を加えることで、歓迎会の成功をしっかりと評価していることが伝わります。

その他の参加者宛て

件名:歓迎会のお礼(名前)

本文:

〇〇さん

お疲れ様です。新入社員の〇〇(名前)です。

昨日は歓迎会にご参加いただき、また温かく迎えていただきありがとうございました。

皆さまと楽しく交流できたおかげで、早速職場の雰囲気に馴染むことができました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇部 〇〇(名前)

 

ポイント

  • 個別に名前を記載する場合は、誤字や呼称の間違いがないように十分注意しましょう。特に漢字の誤りがないよう、送信前に必ず確認をしましょう。
  • 今後の良好な関係を築くための前向きなメッセージを添えることで、相手に対する信頼感や期待感を表現します。
  • 送り先が目上の方の場合には、より丁寧な表現を心がけ、敬語の使い方にも注意しましょう。

参加者全員に一斉送信する場合

件名:歓迎会のお礼(名前)

本文:

〇〇部長

〇〇さん(幹事)

皆さま

お疲れ様です。新入社員の〇〇(名前)です。

昨日の歓迎会では、温かく迎えていただき、心より感謝申し上げます。

皆さまのおかげで、初めての職場でも安心して過ごすことができ、また交流を通して多くの刺激を受けました。

これからは、いただいたご指導・ご助言を糧に、業務に精進してまいります。今後ともご支援・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇部 〇〇(名前)

 

ポイント

  • 複数の宛名を記載する際は、役職や名前順序に注意し、敬意が伝わる順番で記載します。
  • 全体に向けた共通のメッセージとして、誰に対しても失礼のない文章構成を心がけます。
  • グループ送信の場合は、送信ツールやアドレスの確認を事前に行い、送信ミスを防ぐとともに、全員に正確な情報が伝わるように注意します。特にBCCやCCの使い分けに注意し、プライバシーを守ることも忘れないようにしましょう。

歓迎会のお礼メールは習慣を確認後速やかに送るべき!

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今回ご紹介した歓迎会のお礼メールのポイントや例文は、上司、幹事、その他の参加者それぞれに合わせた表現で、感謝の気持ちや今後の意気込みをしっかりと伝えるための基本となる内容です。

正しいタイミングで、適切な敬称や具体的なエピソードを交えることで、メールを通して自分の誠意や姿勢を伝えることができます。

また、歓迎会の幹事として企画・運営に携わる方にとっても、メール作成時の注意点や相手に合わせた表現方法は非常に参考になるはずです。

もし、歓迎会の幹事としてより具体的なポイントを知りたい場合は、ぜひ【歓迎会の幹事のポイント】に関する記事もご覧ください。

 

歓迎会の幹事のポイントは下記の記事をチェック

ぜひ今回の内容を参考に、今後の職場での信頼構築に役立てていただければ幸いです。

 

歓迎会のその他のブログ記事もございますので参考にして下さい。
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サイト監修者

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⼩⽥ 克⽂

株式会社Plus One代表取締役・MICE&パーティーアドバイザー

《略歴》

⼭⼝県生まれ。 福岡の中村学園⼤学を卒業後に保育士や一部上場会社のグループ会社営業を経験して、ブライダル最⼤⼿の株式会社 Plan・Do・Seeに8年勤務。 福岡のリゾートホテルに4年、東京本社に2年、京都の会場に2年、法人営業の勤務をしてホテル・旅行業界・MICEのノウハウを吸収。 ⼀般宴会(同窓会・忘年会・新年会・ 送別会・歓迎会・1.5次会・結婚式二次会)MICE 案件(会議・学会パーティー・展示会・周年パーティー・インセンティブパーティー)などのセールスや現場に携わり、同社で7年トップセールスとなる。 2015年8⽉に株式会社Plus Oneを設⽴し、宴会・MICEのコンサル・セミナーをしながら、日本中のおしゃれな会場を日本中・世界中の人に紹介するため2019年9⽉に検索サイト「Speedy」をローンチ。Speedyが様々な宴会ワードで1位に表示されるノウハウを元にSEO対策ビジネスも展開中。宴会やSEOに関するBlog記事も多数作成。


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2021年4⽉ 東京都パーティーアドバイザー就任
2022年4⽉ 観光庁パーティーアドバイザー就任
2023年観光庁が管轄する観光促進の専門家に登録されました。
出典:観光庁ホームページ

詳しいプロフィールはこちら>

※2024年8月30日プロフィール更新

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