忘年会の挨拶のポイント!押さえたい注意点【例文つき】

公開日:2024.3.29 / 更新日:2024.4.26

「忘年会での正しい挨拶の順番を知りたい」
「挨拶する際のポイントは?」

忘年会で挨拶する方は、このような疑問がありませんか?正しいと言われている順番は以下の通りです。

  • 開会は、幹事もしくは上司に相談して決めた人が行う
  • 開始の挨拶は役職の最上位者
  • 乾杯の音頭は役職の 3 番目
  • 締めの挨拶は役職の 2 番目
  • 閉会も幹事が行う


今回は、「基本的な忘年会の挨拶の流れ」や「正しい挨拶の順番」などについてご紹介していきます。
実際の挨拶文も記載しているので、忘年会の挨拶を控えている方はぜひ最後までご覧ください。

忘年会の基本的な流れ

忘年会の挨拶の様子

忘年会は、企業・サークル・部活・仲間内にて、年末の12月か混み合わない為に11月に開催される事が多く、皆の労をねぎらう事と、年始に向けての更なる飛躍を共有したりする会です。特に次の日が休みとなる金曜日に開催される事が多いです。

その際の忘年会の挨拶は、参加者が楽しんでいただける様にする事が重要です。
忘年会の基本的な挨拶は、以下の3つに分けられます。

  • 開会の挨拶
  • 乾杯の挨拶
  • 締めの挨拶

それぞれ解説していきます。

開会の挨拶

忘年会の開会挨拶は、会のスタートを切るための挨拶です。
一般的には、幹事が行うことが多いです。内容は、参加者全員が楽しい時間を過ごすために注意すべきことやルールの説明、また、今年を振り返るとともに、来年に向けた目標や抱負などを述べることが一般的です。
また、参加者全員へのご挨拶も忘れずに行い、全員が和やかな雰囲気で会話を楽しめるような雰囲気を作り出すことが大切です。


皆様、今年1年間お疲れ様でした。
今年は、弊社で初めての試みである〇〇の実施や、新部署の設立など変化の大きい1年だったと思います。その中でも業績拡大できたのは、皆様の力があってこそです。
来年も困難を一緒に乗り越えて、社を盛り上げていきましょう。
今晩は仕事のことを忘れて、みんなで楽しんでください。

乾杯の挨拶

乾杯の挨拶では、全員が集まっていることや、仕事を終えて一年を無事に過ごしたこと、新しい年に向けての意気込みを表明し、乾杯して祝いを述べます。
この挨拶は気合いを入れて、全員が一斉に乾杯するための準備としても大切です。
また、このときには、アルコールを飲まない人への気遣いも必要です。
全員が一同に会し、ファミリー感を共有する場でもありますから、その場を楽しく盛り上げるため、明るく元気に、そして大切な言葉を選んでスマートな乾杯の挨拶をするよう心掛けましょう。


司会の言葉の例
はじめに〇〇部の△△さんに乾杯の挨拶をお願いしたいと思います。
△△さんお願いいたします。

△△さん
それでは、飲み物も揃ったようなので乾杯の音頭を取らせていただきます。
今年1年間お疲れさまでした。来年もここにいるメンバーで一丸になって頑張っていきましょう。
乾杯!

締めの挨拶

締めの挨拶は、終わる前に主催者や幹事などが、イベントを締めるために行うことです。
その日のイベントの内容を振り返り、挨拶は参加者全員に感謝の意を表します。
また、来年に向けての抱負や期待、そして感謝の気持ちを述べることが多いです。
感謝の気持ちを表すと同時に、参加者全員が楽しい時間を過ごせたことを確認するためにも大切な役割を担います。


さて、宴もたけなわでございますが、お時間が参りましたので締めの挨拶をさせていただきます。
本日はお集まりいただきありがとうございます。

今年は変化の大きい年でしたが、皆様お疲れさまでした。
来年は今年以上に大変になると思いますが、社の目標に向かって頑張っていきましょう。

【忘年会の挨拶の締めくくりとしましては、仕事の事を頭から離してゆっくり休んでいただく説明も入れると柔らかい感じになります。】

最後の挨拶としまして、今年1年皆様本当にお疲れ様でした。年末年始はゆっくりお休み、ご家族とも有意義なお時間をお過ごしください。来年も皆様と会えるのを楽しみにしております。
それではありがとうございました。くれぐれも忘れ物をしないようにされてお帰り下さい。

忘年会の挨拶の台本は以下からダウンロードください。

→忘年会挨拶の台本を確認する

忘年会の挨拶の正しい順番

忘年会の司会の様子

一般的に以下の順番が良いとされていますが、「順番」や「誰に依頼するか」は非常に重要のため、事前に上司に相談するのが望ましいでしょう。

  • 開会は幹事が行う
  • 開始の挨拶は役職最上位者
  • 乾杯の音頭は役職3番目
  • 締めの挨拶は役職2番目
  • 閉会も幹事が行う

内容を詳しく見ていきましょう。

開会は幹事が行う

忘年会では、一般的に幹事が開会の挨拶を行います。
開会の挨拶では、まずは出席者全員にあいさつし、忘年会の目的やスケジュール、お願い事などを説明します。
このとき、幹事としての役割と責任を果たすことが大切です。
また、出席者がリラックスして楽しむことができるように、雰囲気を盛り上げるようなジョークなどを交えつつ挨拶を行うことも効果的です。
全体の流れを説明した後、最上位役職者に引き継ぎ、開始の挨拶に移ることになります。
幹事は、会の進行をスムーズに進めるために、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。

幹事の役割は挨拶だけではなく、イベントを成功させるために多くの仕事があります。
こちらの記事では忘年会における幹事の役割について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
忘年会の幹事の役割とは?成功のポイントと進行の注意点を解説

開始の挨拶は役職最上位者

開始の挨拶は役職最上位者が行うことが多いです。
理由は、役職最上位者は会社のリーダーであり、その場にいる全員に対して挨拶をすることで、席上の雰囲気をまとめることができるからです。
また、役職最上位者からの挨拶は、出席者の中に初めて会う人がいる場合でも、一緒にいる同僚としての共感や信頼を生み出すという効果も期待できます。
そのため、忘年会などのビジネスシーンにおいて、役職最上位者からの挨拶は非常に大切な役割を担っています。

乾杯の音頭は役職3番目

「乾杯の音頭をとる役職」は、企業によって異なることがありますが、一般的には、役職3番目に該当する「課長クラス」の人が行うことが多いです。
乾杯の音頭をとる役職は、楽しい雰囲気を作り出し、会場を盛り上げる役割を持っています。
また、音頭をとる際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、乾杯の挨拶は全体に向けて行う必要があります。
会場全体に声を届け、全員が参加することができるように、しっかりとした口調で話すことが大切です。
また、乾杯前に挨拶をする場合は、その内容にも注意が必要です。
親睦を深め、楽しい時間を過ごすことを呼びかける内容にすることが大切です。
音頭をとる役職は、会場のムードを盛り上げ、参加者全員が楽しい時間を過ごせるようにするためには欠かせない存在です。
しっかりと心構えをして、乾杯の音頭をつとめましょう。

締めの挨拶は役職2番目

締めの挨拶は、さまざまな場合が考えられますが、一般的には役職2番目に該当する「部長クラス」が行います。
これは、役職最上位者が行った開始挨拶に対する返事や全体を締めくくる感謝の言葉、また、新年へ向けた抱負や意気込みなどを述べるためのものです。
締めの挨拶においては、場を和やかにし、参加者全員に感謝の気持ちや期待感を伝えることが求められます。
また、参加者全員が無事に帰路につけるように、安全祈願なども適切に取り入れることが大切です。
締めの挨拶をする際には、声を大きくして、明るく、また颯爽としたトーンで挨拶することが望ましいです。

閉会も幹事が行う

閉会の挨拶も、一般的には幹事が行う場合が多いです。
理由としては、幹事が忘年会の計画や運営を担当し、参加者の皆さんにとって快適な宴会を提供していたことに対する感謝の意を示すことです。
参加者の皆さんが楽しんで過ごせたことを確認し、お礼の言葉を述べることによって、参加者との信頼関係を築くことができます。
また、幹事が閉会の挨拶を行うことで、席を立つタイミングを統一し、スムーズな宴会の終了を図ることができます。
その際、急かすような口調で言う必要がありません。
ゆっくりとしたテンポで言葉を綴り、参加者の皆さんを心地よい気分にさせることが求められます。

最後に、ここで紹介した挨拶の担当者は企業の慣習・風土によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

忘年会の幹事の方は、会場を探す必要もでてきます。
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忘年会で挨拶する際のポイント

忘年会の挨拶で使うマイクの様子

ここからは、ポイントを、以下の挨拶別に見ていきます。

  • 開会の挨拶で気をつけるポイント
  • 乾杯の挨拶で気をつけるポイント
  • 締めの挨拶で気をつけるポイント
  • 共通して気をつけるポイント

それぞれ解説していきます。

開会で気をつけるポイント

まず第一声を出すことが重要です。
場を和やかにする軽い冗談や振る舞いが好まれますが、場面によっては厳粛な話題から入ったほうが適切な場合もあります。
また、集まった人の気持ちや状況に合わせたものにしましょう。
場が緊張している場合は、ゆっくり落ち着かせる言葉を使います。
場が大いに歓談している場合は、そのムードを上手に取り入れて、会を盛り上げましょう。
また、その会の目的を明確に話し、会の流れや内容についてシェアすることが大切です。きちんと説明されることで、参加者が会の進め方を理解しやすくなります。
感謝の気持ちを伝えるということも、重要なポイントです。
「今年一年のお疲れ様」といった一言から始め、参加している全員に対して適宜感謝の気持ちを伝えましょう。

乾杯で気をつけるポイント

乾杯の挨拶は、お酒を楽しむことや、会を盛り上げることが大切です。
自分の感謝の意を述べたり、思い出話を語ったりするのも良いでしょう。
ただし、万人向けの内容にすることを心掛けましょう。
また、飲み物が注がれた後に直ぐに行うことが大切です。
時間が掛かりすぎると、会場のムードが下がってしまいます。
そして、乾杯後はすぐに一口目を飲むように促しましょう。
忘年会での乾杯の挨拶は、普段着の人も多いため、身だしなみにも気をつけましょう。
余計な茶化しなどは、トラブルの原因になることもあります。
なお、酔いが回ったらスピーチをすることは避けましょう。

締めで気をつけるポイント

忘年会の締めの挨拶は、年忘れの意味があるため、会を締めくくる大切な役割を担っています。
来たるべき年を前に参加者全体へ感謝を表し振り返ります。
望むことを開拓すべく、自分たちに課題をみつけつつ、新年のゴールを設定して、目標を達成するよう希望を表明します。
また、忘年会が成功したのは全員の協力があってのこと。
部下、上司、同僚、社員、そして応援をいただいたすべての人に感謝の言葉を伝えましょう。
最後に、参加者全員が幸せになり、次の年も健康にお互い会えることを思い出しながら、感情を込めた挨拶を述べます。

共通して気をつけるポイント

ここまで挨拶別にポイントを紹介してきましたが、ここからはすべてに共通するポイントを3つ紹介します。

  • 手短に
  • 受け狙いは禁物
  • 笑顔で元気よく

それぞれ確認してください。

手短に

時間を押している場合や、ある程度の人数の前で挨拶をする場合に大切なポイントです。
長くても2,3分程度が適切であり、言いたいことを明確に伝えることが重要です。
煩わしい話は極力避け、シンプルに伝えるように心がけましょう。

受け狙いは禁物

下手に笑わせようと頑張るよりも「皆さんと楽しみたい」という気持ちを伝える方が好感を持たれます。
また、あまりに滑ってしまった場合、盛り上がりを下げることも懸念されます。
相手に寄り添えるような言葉選びを心がければ、良い印象を与えることができるでしょう。

挨拶は笑顔で元気よく

自分の気持ちが相手に伝わるように、明るく・元気な口調で話すことが大切です。
また、目を合わせることも重要ですね。
挨拶の時間は会話をするうえでもっとも重要な時間のひとつであるため、相手に好印象を与えることができるように心がけましょう。

忘年会の挨拶は場面別に考えよう

忘年会で挨拶で使うマイクの様子

今回は、忘年会の挨拶について解説してきました。
忘年会の挨拶はテンプレートや方向性を知っていればそこまで難しくありません。
場面ごとに、自分なりの案を組み立てましょう。

ただ、開催される方々によって、挨拶の流れなどは異なる場合もございますので、この記事は参考にしていただく事も良いですが、例年の忘年会の挨拶や流れを確認いただいたり、上司の方にご確認下さい。


また、忘年会のコラムもございますので、ご覧ください。これらの記事作成の著者会社
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サイト監修者

監修者の写真

⼩⽥ 克⽂

株式会社Plus One代表取締役・MICE&パーティーアドバイザー

《略歴》

⼭⼝県生まれ。 福岡の中村学園⼤学を卒業後に保育士や一部上場会社のグループ会社営業を経験して、ブライダル最⼤⼿の株式会社 Plan・Do・Seeに8年勤務。 福岡のリゾートホテルに4年、東京本社に2年、京都の会場に2年、法人営業の勤務をしてホテル・旅行業界・MICEのノウハウを吸収。 ⼀般宴会(同窓会・忘年会・新年会・ 送別会・歓迎会・1.5次会・結婚式二次会)MICE 案件(会議・学会パーティー・展示会・周年パーティー・インセンティブパーティー)などのセールスや現場に携わり、同社で7年トップセールスとなる。 2015年8⽉に株式会社Plus Oneを設⽴し、宴会・MICEのコンサル・セミナーをしながら、日本中のおしゃれな会場を日本中・世界中の人に紹介するため2019年9⽉に検索サイト「Speedy」をローンチ。Speedyが様々な宴会ワードで1位に表示されるノウハウを元にSEO対策ビジネスも展開中。宴会やSEOに関するBlog記事も多数作成。


2021年4⽉ 東京都パーティーアドバイザー就任
2022年4⽉ 観光庁パーティーアドバイザー就任
2023年観光庁が管轄する観光促進の専門家に登録されました。
出典:観光庁ホームページ

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