歓迎会の挨拶で意識したいポイント【例文つき】

公開日:2024.4.26 / 更新日:2024.5.2

「歓迎会の挨拶や進行の流れとは?」

「歓迎会での新人の挨拶のポイントは?」

「逆に迎える側の挨拶のポイントは?」

歓迎会の挨拶では、このような悩みはありませんか?

本ブログでは「基本的な歓迎会の挨拶の流れ」「挨拶する際のポイント」などを解説していきます。
歓迎会の挨拶や司会進行を任されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

歓迎会の挨拶の流れ

歓迎会の挨拶

歓迎会は、新しく入社してきた新入社員や新入生、転勤・異動してきたスタッフや転校してきた生徒の方を温かく迎え入れるために行われる催しです。歓迎会の開催により、いち早くコミュニケーションが深まり、今後のお仕事や友好関係が高まるので大切な会となります。

そこで、歓迎会が成功するための挨拶の流れを詳細に見ていきましょう。
歓迎会の挨拶の流れは、基本的に以下の9ステップで成り立っています。

  1. 開会宣言
  2. 代表者の挨拶
  3. 乾杯の挨拶
  4. 食事・歓談
  5. 入社側の挨拶
  6. 迎える側の挨拶
  7. 代表・役員の挨拶
  8. 余興・ゲーム
  9. 中締めの挨拶

それぞれ解説していきます。

開会宣言

歓迎会の挨拶において開会宣言は重要な役割を果たします。
主催者が挨拶をする前に、会の開始を宣言することで、参加者を集中させる効果があります。
また、開会宣言には、今後のプログラムの紹介なども含まれることがあります。
しっかりとした開会宣言を行うことで、歓迎会全体の雰囲気を盛り上げることができます。


皆様、本日はお忙しい所お集りいただきありがとうございます。
これより株式会社○○の新入社員歓迎会を執り行います。
司会進行を務めます、○○部の△△と申します。
よろしくお願いいたします。

代表者の挨拶

代表者の挨拶は、歓迎会の中でもっとも重要な役割を担う挨拶のひとつです。
主催者や企画者として、最初の挨拶を行うことで、参加者に歓迎感を与えることができます。
代表者としての歓迎会の挨拶は、入社者や参加者に向けて歓迎の意を示し、会のスケジュールや進行について説明し、イベントの目的や意義を伝えることが求められます。
また、参加者に会全体が成功裏に進行するための協力を求めることも重要なポイントです。会の雰囲気を盛り上げるためにも、代表者の挨拶は重要な役割を果たします。


本日は、お忙しいところ株式会社○○の新入社員歓迎会にお集りいただきありがとうございます。
皆様が、無事に入社されたこと心よりお祝い申し上げます。
皆様には若手ならではの発想や既存概念にとらわれず、新しいことに挑戦してほしいと思っております。

乾杯の挨拶

乾杯の挨拶は、歓迎会に参加する人々が一体となって盛り上がるための大切な儀式のひとつです。
そのため、主役となる乾杯の挨拶は、場の雰囲気を決定づけるともいえます。
代表者や役員がやる場合が多く、短いビジネスマナーと、参加者に向けて感謝の言葉を述べることが望ましいです。
また、乾杯の方法やタイミングは事前に決めておくことが大切です。


先ほどご紹介にあずかりました、○○部の■■と申します。
僭越ながら乾杯の音頭を取らせていただきます。
皆様、お飲み物の準備はよろしいでしょうか?
株式会社○○のますますの発展を祈念して、乾杯!

食事・歓談の挨拶

食事・歓談は、歓迎会の中心的な場面のひとつで、参加者がおいしい食事を食べながら交流を深める場でもあります。この挨拶は幹事が行います。
食事の内容や形式は会場や主催者によって異なりますが、落ち着いた雰囲気で和やかな雰囲気を演出するために、お酒やおつまみを提供し、参加者同士が自然なコミュニケーションをとるようにすると良いでしょう。
また、広い会場が用意できない場合は、複数のテーブルに分かれて楽しむ方法もあります。
食事では、仕事の話だけでなく、趣味や家族の話題などさまざまな話題を交えて、お互いを知り合う良い機会にすることが大切です。


各テーブルのお食事もでておりますので、しばらくご歓談ください。

入社側の挨拶

入社側の挨拶は、新入社員が自己紹介をしながら、入社にあたっての抱負や決意を述べる場面です。
ここでの挨拶は、新入社員としての自覚と責任を示すと同時に、上司や同僚とのコミュニケーションを深めるための重要な手段でもあります。
新入社員が率先して積極的に発言することで、新たなチームの一員としての自信を持ち、チーム内で協力し合う意識を高めることができます。


○月〇日より○○部署に配属した◇◇と申します。
本日は私達新入社員のためこのような席を設けていただき、厚く御礼申し上げます。
まだまだ至らぬ所がございますが、これからも成長し会社を盛り上げていけるよう精進いたします。
皆様にご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

迎える側の挨拶

迎える側の挨拶は、上司や先輩、先輩社員が新入社員を歓迎し、その会社や組織の特色や方針、または新入社員に対する期待を伝える重要な挨拶のひとつです。
この挨拶を通じて、新入社員は会社や部署の理念や文化を理解し、今後の仕事へのやる気や意欲を高めることができます。
また、迎える側は新入社員への期待や配慮を示すことで、入社後のサポートにつながります。
この場での挨拶は、新入社員の心に深く残り、その後の社内での人間関係や仕事にも大きな影響を与えるといって良いでしょう。


新入社員の皆様、ご入社おめでとうございます。
しばらくは会社に慣れることで精一杯だと思います。
困ったときは、私を含め先輩社員に聞いてください。
ぜひ、一緒に会社を盛り上げていきましょう。

代表・役員の挨拶

代表・役員の挨拶は、入社した新人に対して、迎える側の代表・役員や上司が改めて歓迎の言葉を述べる場面です。
ここでは、入社した新人をどのような思いで迎え入れているか、会社の目指す方向性や理念について改めて説明したり、新人が成長していくために大切なことについてアドバイスを述べたりすることが想定されます。
新人の入社によって会社がさらに発展していくことを期待し、この場を通じて新人との絆を深めることが目的となります。


新入社員の皆様、ご入社おめでとうございます。
皆様を新しい仲間としてお迎えでき、大変嬉しい思いです。
初めての仕事で難しく感じる場面もあるかと思いますが、ここにいる先輩も皆様と同じ新入社員の時代を経て、ここにいます。
遠慮なく先輩に聞いて、どんどん学んでいってください。
皆様のご活躍を心より期待しております。

余興・ゲーム

余興・ゲームは、歓迎会の催しとして、参加者が楽しめる余興やゲームを行う場面です。
ここでは、司会者や幹事が参加者を引き締め、雰囲気を盛り上げるために、さまざまな企画を用意します。
代表的なものとして、クイズやビンゴ、カラオケ大会などがあります。
また、新入社員と参加者が交流できるようなゲームも人気があります。
余興やゲームを通じて、参加者同士の交流が深められ、歓迎会のムードを高めることができるでしょう。

こちらの記事では参加者全員が楽しめるおすすめのゲームを紹介しています。
歓迎会でも楽しめるゲームも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの結婚式の二次会ゲーム10選!盛り上がること間違いなし

中締めの挨拶

中締めの挨拶とは、歓迎会の最後に行われ、主催者や幹事が全体を締めくくる挨拶です。
この挨拶では、今後の参加者同士のコミュニケーションや更なる発展に期待を込めた挨拶をすることが一般的です。
また、歓迎会に参加してくれた方々への感謝の気持ちも述べられ、最後に参加者全員での記念撮影などが行われます。
歓迎会が盛り上がった雰囲気を締めくくる、大変重要な役割を持った挨拶といえます。


宴もたけなわではございますが、この辺でお開きにしたいと思います。
本日は株式会社○○の新入社員歓迎会にご参加いただきありがとうございました。
それでは、これから皆様の益々の発展を祈念して○○締めで締めさせていただきます。
お手を拝借、いょー!(三本締め、一本絞め)

歓迎会の挨拶の台本は以下からダウンロードください。

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ここまで挨拶の流れや例文を紹介しましたが、幹事をする方は会場を探す必要もでてきます。
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新人の挨拶のポイント

歓迎会の司会で使うマイク

次に、歓迎会での新人の挨拶のポイントを解説していきます。
ここでは、以下の4つを紹介します。

  • 歓迎会を開いてもらったことの御礼
  • 簡潔な自己紹介
  • 今後の抱負や決意
  • 最後のひとこと

それぞれ見ていきましょう。

歓迎会を開いてもらったことの御礼

自分自身が迎えられていることへの感謝の気持ちを表現することで、相手への敬意を示しましょう。
新入社員が挨拶の最初に「御社での入社を心より感謝しています。そしてこのような素晴らしい歓迎会を開いてくれたことに、改めて深く御礼申し上げます」と述べることで、周囲の人々に対して、自分自身が責任を持ち、意欲的に取り組んでいく姿勢を示すことができます。

簡潔な自己紹介

自己紹介では、自分の名前、出身地・学歴・職歴、その会社へのご縁や入社の経緯などを簡潔に伝えるのが一般的です。
自己紹介は、あくまで短いプレゼンテーションのようなものであるため、明るく簡単明瞭に自己紹介することがポイントです。
新人の自己紹介がうまく進むよう、あらかじめ練習しておくことが大切です。

今後の抱負や決意

今後の自分がどのような目標を持ち、どのような成長を目指しているかを伝えることで、周囲に自己紹介を超えた自分像をアピールできます。
また、自分自身にとっても、具体的な目標を口に出すことで自己実現のための明確な方向性を持つことができるでしょう。
ただし、あくまでも大まかで抽象的な表現にとどめ、現場での実績や社会人基礎力を裏付ける行動力や姿勢も忘れずに伝えることが大切です。

最後のひとこと

この部分は、聞いている人々の印象を最後に残す大切な部分です。
たとえば、自分自身に対する熱意や感謝の気持ち、仕事に対する意気込みや前向きな姿勢、または周りの人々に対するリスペクトや協力意欲などのポジティブなメッセージを伝えることが大切です。
意欲的な結びの言葉や、自分自身や聞き手を励ますメッセージを伝えることで、最後の印象を強く残し、自分のパフォーマンスをより良くすることができます。

歓迎会の幹事をする方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:歓迎会における幹事の役割|企画の立て方や意識すべきポイントも解説

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歓迎会で迎える側の挨拶のポイント

歓迎会での司会の様子

ここからは、歓迎会で迎える側の挨拶のポイントを解説しましょう。
同じく、4つのポイントを紹介します。

  • お祝いの挨拶
  • 自己紹介
  • 心得など伝えておきたいこと
  • 歓迎と激励の挨拶

それぞれ見ていきましょう。

お祝いの挨拶

ここで行う挨拶は、新人の採用や参加を祝い、歓迎する意味を込めたものです。
具体的には、新人に対して企業の意向や期待、歓迎の気持ちを伝えるのが大切。
また、新人が会社にとって貴重な存在であることを示し、期待する活躍や成長についても言及することで、新人を励まし自信を与えることもできます。
簡潔で温かみのあるメッセージをベースに、会場の雰囲気に合わせたトーンやジョークを加えることで、聴衆の心を動かし、意義深い挨拶を行うことができるでしょう。

自己紹介

自己紹介は、新人に対して自分自身が誰であるか、また、自分がその場に関わる理由を説明することが目的です。
まず、簡単なプロフィールを伝え、肩書きや所属する部署、職務内容などを説明します。
新人と同様に、今後の抱負や考え方、目標や志向性などを簡潔に述べることで、聞き手に自分自身を理解してもらえるでしょう。
自己紹介は、会社に対する愛着や熱意を伝えることができる重要な機会でもあるため、簡潔かつ的確に行いましょう。

心得など伝えておきたいこと

新人が実際の業務や職場環境に慣れるためには、迎える側が伝えておきたいことがあります。
たとえば、社内ルールやマナー、業務上の注意点やコツ、チームでのコミュニケーションの方法などが挙げられます。
とくに、業務に必要な知識やスキルがある場合は、それらを分かりやすく伝えることが重要です。
また、新人だけでなく、全員に向けてのメッセージも添えることで、組織の一体感を高められます。

歓迎と激励の挨拶

この挨拶は、新しい仲間を迎え入れるという喜びとともに、今後の業務で頑張ることを激励するためのものです。
具体的には、新人が持っている素晴らしい才能や能力を認め、それが職場で活かされることを期待すると同時に、業務上の困難さや壁にぶつかった時には協力する旨を伝えます。
このように、新人を温かく迎え、一緒に成長していく気持ちを表現することが大切です。

歓迎会の挨拶は流れを覚えれば解決

歓迎会の司会
歓迎会の挨拶は、迎える側と迎えられる側、双方の熱意が大切です。
また、今回基本的な流れを紹介しましたが、あくまでこれらは一例です。
多少流れが異なったとしても問題ないため、各々の企業や時代、新人によって組み替えていきましょう。

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サイト監修者

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⼩⽥ 克⽂

株式会社Plus One代表取締役・MICE&パーティーアドバイザー

《略歴》

⼭⼝県生まれ。 福岡の中村学園⼤学を卒業後に保育士や一部上場会社のグループ会社営業を経験して、ブライダル最⼤⼿の株式会社 Plan・Do・Seeに8年勤務。 福岡のリゾートホテルに4年、東京本社に2年、京都の会場に2年、法人営業の勤務をしてホテル・旅行業界・MICEのノウハウを吸収。 ⼀般宴会(同窓会・忘年会・新年会・ 送別会・歓迎会・1.5次会・結婚式二次会)MICE 案件(会議・学会パーティー・展示会・周年パーティー・インセンティブパーティー)などのセールスや現場に携わり、同社で7年トップセールスとなる。 2015年8⽉に株式会社Plus Oneを設⽴し、宴会・MICEのコンサル・セミナーをしながら、日本中のおしゃれな会場を日本中・世界中の人に紹介するため2019年9⽉に検索サイト「Speedy」をローンチ。Speedyが様々な宴会ワードで1位に表示されるノウハウを元にSEO対策ビジネスも展開中。宴会やSEOに関するBlog記事も多数作成。


2021年4⽉ 東京都パーティーアドバイザー就任
2022年4⽉ 観光庁パーティーアドバイザー就任
2023年観光庁が管轄する観光促進の専門家に登録されました。
出典:観光庁ホームページ

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